F. L. FARRAR
  • Farrar
  • F・L・ファーラー

    年齢:29歳
    身長:5フィート8インチ
    誕生日:1831年8月7日
    出生地:ボンベイ
    一人称:僕
    二人称:君
    髪の色:ライトブラウン 目の色:ブラウン

    担当学級:シェル3級
    担当教科:古典

    趣味:植物採集、スポーツ
    好きな詩人:ミルトン
    好きな本:アイヴァンホー(スコット)
    好きな画家:フラ・アンジェリコ
    好きな食べ物:アップル・シャーロット、ウェルシュ・レアビット、鳩肉のパイ
    好きな色:ウルトラマリンブルー
  • 助教師アシスタントマスター。ファーラー寮教師ハウスマスター個人指導生徒数は37名。
    愛称はフレッド。宣教師協会の牧師である父が宣教中であったインドで生まれる。3歳で兄と共にイギリスに送られ、6歳のときにエイルズべリーのラテン語学校で学ぶ。8歳でマン島のキング・ウィリアムズ・コレッジに入学するも、そこでの生活は彼にとって心地良いと言えるものではなかった。16歳で入学したキングス・コレッジ・ロンドンでは有意義な日々を過ごす。19歳でケンブリッジ大学トリニティ・コレッジに入学。ファーラー家は裕福ではなかったため、優秀な成績を修めて奨学金を得ることで家庭を助け続けた。23歳で学士号を取得、聖職位を叙階。当初はマールバラ・コレッジで助教師を務めていたが、24歳のときにヴォーン校長にロクセス校へ招かれた。26歳で修士号を取得。在職は6年。
    中性的で実年齢よりも若く見える容貌の持ち主。H・J・バトラーとはケンブリッジ時代からの友人であり、共にシェイクスピア・ソサエティのメンバーで週に一回程度の交流があった。また彼も使徒会アポストルズのメンバーであった。バトラーの校長選挙の際には彼の当選を叶えるべく奔走するなど友人想いの一面もある。芸術と文学と自然を愛し、知識と才能に溢れた文化人である一方で、捉えどころのない風変わりな印象を与える人物でもある。運動神経は良いとは言えないもののスポーツは好んでプレーしており、特にフットボールとファイヴズが好き。しばしば生徒たちとも試合に興じており、教師ぶらない親しみやすさから絶大な人気を誇っている。子供を手懐けるのが巧く「ペリシテ人のような子供たちはファーラーに任せるのがよい」といわれるほど。
    比較言語学者で古典学者であり、また教師であり作家でもある。学生の頃より詩作や小説の執筆を行なっており、ケンブリッジでは21歳のときに詩で総長金賞を受賞した。物語小説や言語学の著書、賛美歌の作詞も手がけている。植物学にも精通しており、暇を見つけて散歩に出かけては植物採集をしている。鉱物、鳥の卵、甲殻類の標本なども蒐集しており、小さな博物館のような彼の自室は少年たちの好奇心と憧れの的である。
    万人救済主義の支持者で、これについては論争の種になることも少なくない。ケンブリッジ時代に愛人はいくらかあったらしいが独身。かのダーウィンとも交流があり、彼の唱える進化論には神学的には納得していない一方で、科学的にはその可能性があると考える柔軟性も持ち合わせている。