CONTENTS
ドラゴンレイド

破滅的な猛火 テメレル |
ドラギア火山の中心部では、自分の巣から世界を見守る古代の赤竜が生息していた。 彼は溶岩と炎を操る力を持っており、時には鍛冶師となって人間の世界でその力を振るったこともあった。魔族戦争の時、魔族はこの脅威になりうるドラゴンを隔離し、後に殺害するか正気を失わせていた。テメレルはほぼ不死身であったことから、魔族は彼の眼前でテメレルのヒナを殺して狂わせるようにした。テメレルは正気を失った後にドラギア火山の半分を焼き尽くし、死と破壊の狂竜として暴れまわっていた。 |

永遠なる冷気の暴君 スカラシア |
トゥランダナと呼ばれる、ヴィントラント山脈の端にある永久凍士に住んでいた古代の氷竜だ。 何らかの力で抑制しない限り、近くにあるありとあらゆる物を凍らせるほどの冷気を体から放っている。氷竜は生涯にただ一匹の伴侶を求め、伴侶と静かに世界を見守ることを好むことで知られている。しかし、100年前のアングムンド軍侵略の時、この物静かなドラゴンですら戦わざるを得なかった。アングムンド軍は強く、氷竜はほぼ絶滅状態となってしまい、スカラシアは伴侶を失って発狂してしまった。今のスカラシアは破壊本能の赴くままに暴れ、縄張りに入り込む者に凍りつく死を与えている。 |

死せる大地の厄災 ジルキノス |
ガルア平原北にある危険な沼地、グリムヴァインを統べていた古代の毒竜。 毒竜は自然と共に生きる者で、他の生物と巣を共有することで知られていた。ジルキノスは特にスライムと関係が強く、スライムをペットとして育てていた。100年前、毒竜と仲間の生物たちは世界の均衡を守るために魔族と戦ったが、下級生物たちは魔族の精神操作に抗うことはできなかった。操られた生物は主人であるドラゴンを攻撃し、毒竜たちは敗北してしまった。数え切れないほどの同種のドラゴンと愛する生物を失ってジルキノスは狂ってしまい、自分の森に属しない生物を殺す大地の災害となった。 |

荒れ狂う黒曜石の槍 アルマータ |
アロヴィーナ海岸の南にある灰色の頂という廃墟で暴君として君臨している古代の邪竜。 彼の力はドラゴン族でも非常に強く、それにふさわしい傲慢さを持ち合わせている。魔族との戦争時、彼は「黒き太陽」としても知られる邪竜の秘宝アッシェン・ノックスで魔族を滅ぼすことを誓っていた。しかし、アングムンド自身の手によって彼は打ち負かされてしまった。黒き太陽は闇の力によって無力化され、アルマータは敗北したことによる恥から狂ってしまった。この狂竜は本能しか残されておらず、闇に取り込まれたアッシェン・ノックスを守り続けており、それに近づく者を攻撃するようになった。 |
チャレンジレイド

ゴブリンの暴君 ウルカック |
堕落したゴブリンの王ウルカックは地底に住んでいる。オーガみたいな体格を持って生まれ、その力で他のゴブリンたちを屈服させてきた。 自分の腕力と威圧力から、彼はゴブリンたちの王を自称した。太陽を嫌うあまり地下洞窟に住みつくようになり、地上での活動は手下に任せるようにした。 ある日、ボダッカと言うゴブリンが権力を求め、王の座を奪うことを決意した。この小さな反乱を快くおもわないウルカックは兵士を集め、洞窟から出たのだった… |

悪夢の翼 サトリア |
サトリアはハーピーの女王バラライカの姉である。ハーピーの中で初めて闇の力を受け入れた元女王だ。 彼女は強い意志を持っていたため、闇に心をとらわれることは無かったが、それに対してマルドゥクが別案を計画した。サトリアを殺し、意志の弱いバラライカを新しい女王にするという計画で、バラライカはそれに騙されて闇の力を受け入れた。バラライカはすぐにサトリアに反乱を起こし、彼女を王座から蹴落とした。一命を取り留めたサトリアは隠れて過ごすことを強いられ、反乱で受けた負傷と裏切られた恥から彼女の心は憎悪と怒りで満たされた。そして彼女は闇に取り込まれ、「悪夢の翼」の異名を持つようになった。 |

オーク解体者 ケルベレン |
ケルベレンは、シーグですら止めることのできない恐るべき暴れん坊だ。 彼は力自慢の誇り高き戦士だったが、血の匂いをかぐと凶暴化してしまう危険な男でもあった。平和な日々が続いたことで彼は怒りを発散することができずに溜まる一方となり、小さな争いが起こった際にその怒りが爆発した。彼は争いを止めようとした者だけでなく、近隣の部族も一人残さず皆殺しにした。大部族長と高位の戦士たちは彼を裁くしかなかった。ケルベレンは捕縛され、オグリア山脈の奥深くにある地下監獄に監禁された。数十年がたった今、オグリア山脈の周りで再び争いが起こるようになり、ケルベレンの狂気を再び刺激しはじめている。 |

スケルトンコレクター オブリガード |
マルドゥクは生涯にわたって実験を行い、様々な種類の魔族を作り上げてきた。この100年間で作られた無数のアンデッドは、彼の創造物の中でも特に恐ろしいものだ。この巨大なスケルトンの形は人でも生物でもなく、ジャイアントワーム、オーガ、トロールや他の様々な魔物の骨を組み合わせた奇妙な存在である。マルドゥクの実験のために骨を集めることを使命としており、見つけた生命体はすべて、その骨を得るために殺害する。自分の体に使われているものよりも優れた骨を見つけた時は置き換えるという、変わった性質も持っているようだ。ガルア平原では闇にとらわれていない生物がほとんど存在しないため、このスケルトンは長い間休眠状態にあった。しかし、最近になって生者の存在を感じ取ったのか再び姿を現すようになった。 |

ダークエルフ魔法剣士 シスラエル |
先代ダークエルフ王のテモレルの親衛隊で、ダークエルフの中では最高の魔法剣士でもある。彼女は数世代にわたって王族を守り続けてきた家族の長だった。剣術と月光魔術の両方に優れた、天才的な戦士だった。テモレル王が亡くなった時、彼女は裏切り者エル・ロゼドの手からテモレルの幼い子孫を守るために奮闘した。この戦いで家族は皆殺しにされ、彼女は深手を負ったもののかろうじて死を免れた。 生死の間をさまよっている間、彼女は裏切り者に制裁を下すまで倒れないという誓いを立てた。彼女は瀕死ながらも深淵の神殿へ赴いて、そこの祭壇から蛇の魔剣ウルティノスを引き抜き、王家の敵に復讐を果たすため戻ってきた。 |

ワイルドバーサーカー ガロウ |
周りの仲間たちよりもはるかに大きな、変異体のリザードマン。普通のリザードマンは争いごとを起こさず、自由かつひっそりと旅をすることが多い。その一方でガロウは目の前に入る何もかもを飲み込もうとする、恐ろしい凶暴性を持った化け物だ。長い間彼はアイギーナ砂漠の暴君として君臨していたが、イザケールが闇の力と精神操作能力を得て以来、彼は非常事態でのみ呼ばれる狂った破壊兵器となった。イザケールの魔法が解かれると彼は中獄から抜け出し、砂漠を血の海にしようと暴れはじめた。 |

霜の要塞 トールペ |
フロストジャイアントの将軍で、元フロストジャイアントの王タルカスの右腕でもあった。彼は持ち前の魅力から高い人気を持っており、多くの者は彼が次の王になるのではないかと考えていた。夕ルカスの命令により、彼はヴィントラント雪山の地下にある隠された都市にいる蛮族の残党を始末するために激しく戦っていた。しかし、夕ルカスが病に冒されてからフロストジャイアントの命令系統が混乱しはじめた。彼はフロストジャイアントの次の王として、タルカスがはじめた「人類の絶滅」を成し遂げると誓ったのだ… |

闇の劫火 カラックス |
かつて魔族戦争で、邪竜大将軍の右腕だった邪竜戦土。 多くのドラゴンを殺りくし、その魂を食らうことを楽しむ残酷な悪魔。 かつて邪竜部隊の突撃隊長を任された彼は、邪竜大将軍の最も強力な部下であった。 限界を超えて理性を覚醒させた現在の彼の力は、見当もつかないほど。 インフィラと同様に暴悪で残酷な魂を持っているが、なぜかインフィラとは異なり、邪竜大将軍に対して反感はほとんど抱いていないようだ。 人格が発現した邪竜は、呑み込んだドラゴンの魂に大きく影響されるらしいが、カラックスはどのドラゴンの魂に大きく影響されたのだろうか… |
ギルドレイド

呪われた世界樹の根 サキオス |
世界樹の中では聖なる力が流れているが、マルドゥクにとってそれは問題にならなかった。彼は、女神を冒沸するために世界樹の根を一つ腐敗させた。世界樹がその腐敗した根を切り離すと、その根が巨大な魔物として動き出すようになった。 |

古代のリッチ ノルディク |
マルドゥクよりも長く生きたリッチだが、魔力はマルドゥクのほうが優れていたため立場では彼のほうが下である。 そのため、彼はマルドゥクに対して劣等感を抱いている。だが魔族社会では力がすべてと言うこともあり、マルドゥクに逆らうことはできない。 |

拘束の女王 ヌビス |
砂漠に住む大サソリの女王だった。しかし、マルドゥクが彼女の精神を操って魔族軍の兵器に仕立て上げた。彼女の麻痺毒は非常に強力で、標的をそのまま殺すことができる。 |

狂気のアサシン マビエル |
魔王軍にささげられた、ダークエルフの生贄の一人だ。彼は「黒き月」の信徒だったが、暗殺者としては格別に優しい心を持っていた。とあるダークエルフの少女の身代わりとして、自分が先に生贄にささげられることを自ら志願した。マルドゥクはマビエルの犠牲を嘲って正気を奪い、彼を狂える暗殺者に変えた。 |

血の祭壇の長 グシャク |
彼は昔、「血の祭壇」族というオークの集団の長だった。残念ながら彼はマルドゥクの甘言につられ、闇に取り込まれてしまった。 彼はいまや、魔族に操られるがまま戦う、心を失った狂戦士となった。 |

絶対零度の神獣 ティルファス |
太初に生まれた初の地、永遠なる大地の神獣。本来、ティルファスは生と業を司る霊物であり、地上に生きる万物の人生を導いては、皆霊的純粋を失わずに死を迎えることができるよう手伝う超越体であった。彼らが発する清いオーラもまた、ティルファスの糧食である。しかし、地上に生命体が急激に増加するにつれ様々な葛藤が起き、世の中を罪悪に染め尽くすようになる。結局、ティルファスは悪人たちの吐き出すあらゆる汚いオーラを吸収し過ぎたせいで堕落してしまった。内面の平和を失った彼の体は冷たく凍てつき、万物は自らの業による結果を迎えるべきと考えているようだ… |

憎悪のトゲ ラクレール |
マルドゥクの実験によって理性を失ってしまった、かわいそうなリザードマン戦士。 イザケールを闇に染めた当時、他のリザードマン部族とも接触していたマルドゥクは、見せしめのために彼に激しく抵抗する部族の中で最強の戦士であるラクレールを研究素材にしてしまった。 イザケールは貪欲さが表に出たが、ラクレールは内なる怒りが表出した。その怒りが完全にマルドゥクに向けられていたため、マルドゥクはなかなか彼を制することができず、結局は彼を放っておくことになる。 |

混沌の魔獣 マンティコア |
マンティコアはサソリの尾と人間の顔を持つ、伝説の魔物だ。 魔族がこの獣を捕まえた時、マルドゥクは生物兵器に改造しようとした。常に残酷で徹底主義的なマルドゥクは、マンティコアにヤギの悪魔の頭を加え、人間の顔を獅子の顔につけ替えた。そしてドラゴンの遺伝子も加えて魔法の息も吐けるようにした。その他にも列挙しきれないほど多くの改造が施された彼の作業が終わった時、マンティコアはいまや「合成獣(キメラ)」…混沌の獣と呼ぶにふさわしいものとなった。 |
ギルド討伐戦

絶対零度の神獣 ティルファス |
太初に生まれた初の地、永遠なる大地の神獣。本来、ティルファスは生と業を司る霊物であり、地上に生きる万物の人生を導いては、皆霊的純粋を失わずに死を迎えることができるよう手伝う超越体であった。彼らが発する清いオーラもまた、ティルファスの糧食である。しかし、地上に生命体が急激に増加するにつれ様々な葛藤が起き、世の中を罪悪に染め尽くすようになる。結局、ティルファスは悪人たちの吐き出すあらゆる汚いオーラを吸収し過ぎたせいで堕落してしまった。内面の平和を失った彼の体は冷たく凍てつき、万物は自らの業による結果を迎えるべきと考えているようだ… |

憎悪のトゲ ラクレール |
マルドゥクの実験によって理性を失ってしまった、かわいそうなリザードマン戦士。 イザケールを闇に染めた当時、他のリザードマン部族とも接触していたマルドゥクは、見せしめのために彼に激しく抵抗する部族の中で最強の戦士であるラクレールを研究素材にしてしまった。 イザケールは貪欲さが表に出たが、ラクレールは内なる怒りが表出した。その怒りが完全にマルドゥクに向けられていたため、マルドゥクはなかなか彼を制することができず、結局は彼を放っておくことになる。 |

地獄の処刑人 ヴェルカザール |
古代最高齢の悪魔の一人であり、高位魔族の中でも悪名の高い恐怖の対象。逆らう者の魂を喰い尽くし、自分の体の中で永遠に焼かれながら苦しむ彼らの苦しみを楽しむ最悪の大悪魔。残酷で悪辣なことですでに魔界で名の知れた彼は、古代書籍によると昔物質界にも一度現れたこ とがあるという。その時、彼が現れた位置周辺の国々はすべて滅亡し、今や灰のみが残ると言われる。物質世界に現れた直後から周りのすべてを焼きつけ破壊する彼は、世界滅亡の前兆としても知られている。 |
ワールドボス

古き魔導王国の遺産 マウンテン・フォートレス |
グレイ公国は進歩した魔導工学で有名だった。山脈の奥深くに、古代の魔法文明の廃墟が残されていた。魔族がグレイ公国を侵略した時、政治家たちは古代廃墟に秘められた魔導の力を覚醒させることを決めた。機動要塞マウンテン・フォートレスを動かすことには成功したが、魔族の妨害により支配系統との同期に失敗してしまった。この古代兵器は暴走してグレイ公国の半分を破壊し、避けられぬ悲劇の到来を早めてしまった。グレイ家は魔族の侵略者によって皆殺しにされた。この後でもマウンテン・フォートレスは失われた古代文明の領土を徘徊しており、視界に入った「敵」を攻撃している。 |

沈んだ海底王国の支配者 プロティアヌス |
伝説によると、オルベルリアから遠く離れた、南東の海には忘れられた島が存在する。その島は海中に沈んでおり、潮流に従って魚と共に動いてるとのことだ。その島は海に沈んだ国、アトランティスの母島である。アトランティスの王は水でできた体を持つ不死身に等しい支配者で、侵略者を滅ぼす雨嵐を呼び起こすことができるとも言われている。偶然にも、南東の海は激しい渦と雨嵐が頻繁に起こることで有名で、数多の船がそこで沈んだ。不思議なことにごく数人の船乗りが生還することもあるようだが、どの生還者も恐怖の表情で、「サンゴの冠を被った、金の三又槍を持った魔物に襲われた」と語っていた。 |

深淵の聖母 ザナドゥス |
遠い昔、歴史から消滅した地下王国で女神として崇められていた存在。 人間の上半身と怪獣の翼、そして蛇の下半身を持つ古代生物。 この世界の太初の生物の一つとも伝えられている。 彼女が「女神」として果たしてきた務めはただ一つ。 試練を乗り越えて彼女の元を訪れた信徒の願いを叶えることである。 単なる魔法の概念を超えた彼女の力は、十分強いものであったが… 願いには必ず代償が伴うもの。 |
シナリオボス

イノシシの乗り手 ボダッカ |
王の平原にいるゴブリンたちをまとめ上げたゴブリンの族長。 ウワサによると何らかの方法で魔王の力を得ることになったと言われているが、本当に闇の力を持っているかどうか定かではない。 |

頂点の奈落 バラライカ |
「主人」から受けた闇の力に堕落した、ハーピーの現女王。 彼女は闇の核で聖剣エアを奪って「主人」へ献上するつもりだったが、聖剣の力を解放して闇の核を破壊したカーセルに打ち負かされた。 |

ビジョン・プロテクター パルス |
はるか古代に作られた魔法のゴーレムで、誰もその起源を知らない。ある日、突然地下室から目覚めて脱出し、そこにある廃墟を守り始めた。非常に強力なマナの嵐を作り出すことができる。 |

グラムの持ち手 シーグ |
オークの若い大部族長。オーク族に伝わる伝説の大剣グラムの所持者でもある。 彼は優秀な戦士だったが、人間に対する嫉妬をマルドゥクに利用されてしまった。最終的に、カーセル一行と彼らの側についたカウラの手によって倒された。 |

危険なハンマー使い アルゴ |
とてつもなく強いが、頭は弱いウォートロール。トロールはオークとは同盟関係にある。トロールとオークは友好的な隣人関係にあるようなもので、部族の狩場を共有することまである。 |

魂を奪うもの マルドゥク |
「アンデッドの父」としても知られる、存在する中で最強のリッチ。 魔族との戦争では魔王アングムンドの参謀でもあった。彼は保有する魔力だけでも恐るべき敵となるが、一番の脅威はアンデッドや他の魔族を無数に作り出すことができる能力だ。カーセルたちはガルア平原で彼を撃退することができたが、まだ戦いは終わっていない。 |

狂乱 ファビオス |
ガルア平原の北部には、死の森グリムヴァインが広がっている。100年前、その森に住むすべての生物が正気を失ったが、その中でもファビオスの狂いようは他と比べ物にならなかった。ファビオスは故郷の森を抜け出してガルア平原をさまよい、目にしたものを生死問わず貪るようになった。 |

悪夢の女王 エル・ロゼド |
彼女の正体はディマエルの妹、エピゲールである。 彼女が生贄として選ばれた時、黒き騎士が彼女を闇の魔物へと変化させた。フレイとクレオが力を合わせて彼女を闇の呪いから解き放った後、エピゲールは自分が荒らしてきたダークエルフの国を復興するよう尽力している。 |

鮮血 オルレアンズ |
テモレル王の元助手で、どんな汚れ仕事もこなす暗殺者たちを指揮していた。 彼は「黒き月」の称号を持っている。テモレル王の死後にエル・ロゼドが女王となった際、彼女は闇の魔法を用いてこの戦士の正気を奪っていった。 |

地平の果ての光 イザケール |
闇の力によって欲望の奴隷となってしまったリザードマンの長。 彼は金への執着を他のリザードマンにも拡散しようとしていた。カーセルたちは勝利を収めた後、彼を闇から開放しようとした。しかし、彼は生きて後悔するよりも億万長者になる夢を抱いたまま死ぬことを選んだ。 |

砂漠の暴君 ターシル |
長い間砂漠を支配してきた大サソリの王。 最近女王を失った影響により、恐るべき暴君に変わってしまった。今の彼は言葉が通じず、何よりも先に攻撃してくるような魔物である。 |

霜の王 タルカス |
フロストジャイアントの王で、魔族襲撃と世界の堕落の原因であると人類を非難していた。 彼は人類も聖剣も信じず、どちらも不安定なものであると信じていた。蛮族の国を滅ぼした後、彼は全人類を滅ぼそうとしていた。しかし、カーセルが世界を守るために自身の力を解放したことで彼は打ち倒され、その計画は潰えた。 |

氷の城塞 ジェロパズタ |
氷皮トレントが年を取ると、ドラゴン・トレントに進化することがある。この非常に強大な存在は自然の守護者として知られている。ジェロパズタも、氷皮の木々を守る守護者である。 |

竜の血を欲する者 インフィラ |
昔、魔族戦闘当時に邪竜大将軍の左腕だった邪竜のエリートウィザード。 数多くのドラゴンを殺戮し魂までも喰い尽くした彼は、戦争後も大陸でドラゴン狩りを続けていた。 自らの限界を超えるほど魂を喰い尽くした彼は、強力な力を得て理性までも手に入れたが、 その魂の色は残酷極まりない化け物、そのものである。 |

炎火の魔手 ニオゲータ |
誰も近づくことのできないドラギア火山の深淵の炎には煉獄の扉がある。 その扉は燃え上がる炎火の守門長ニオゲータに守られていた。 しかし、次元の亀裂から煉獄の扉を離れてることになったニオゲータは、限りのない怒りで血の滲む牙を剥きだしている。 |

塔の守護者 キベオード |
古代魔導王国の主な施設の治安のために配置されたガーディアンのうち、司令塔の役目を果たすガーディアン。その重く大きな体と破壊力だけは優れている。 |

腐った沼地の狩猟者 カシャル |
腐った沼地の猛毒を放つこの猛毒クモに噛まれると、誰も生き延びることができないという。妙なことにこのクモは、クモの巣を張らずに沼の中に体を隠し、獲物を見つけると長い前脚を使って狩りをする。 |

聖所の監視者 アスカロン |
セリニュー侵略の際、女神ルアが生み出した生命体。 魔族と天族を混合させてドラゴンの器に収めたこの存在は、強力な再生能力と自らの力で汚染させた相手を天族に作り上げて操る力を持っている。 ルアがセリニューに降臨させたアスカロンと同格の高位天族はアスカロンを含め三体存在し、各個体の力が非常に強く、腕や脚がもがれても容易に再生させてしまう力と無限の活動力を持つ怪物で、セリニューの滅亡における最も大きな原因を提供した。 ジークフリートとヒルダがそれぞれ死闘を繰り広げて二体は倒したが、力尽きた二人は最後に残った高位天族のアスカロンを抑えることができなかった。 現在、セリニューを滅亡させてその場所に未だ残っているアスカロンは、ジークフリートが最後に入った聖所を監視しながら外部からの侵入者を阻止している。 なによりも、ルアが警戒している聖所の中の存在に意識を研ぎ澄ませて。 |

死より生まれし者 ドレッド・ブリンガー |
恐怖と死に満ちた戦場で誕生する存在。心が弱い対象を恐怖に陥れ呑み込んだ個体が実体を持つこともある。 ペンテオニア周辺は光の結界の影響で誕生することさえできなかったが、魔王の侵攻で拡散した闇によって光の結界のエネルギーが相殺されてしまった。 戦争が続く中、多くの強力な聖騎士や魔族の死が蓄積されて魔王のオーラが宿り、前例なき強力な存在として実体化した。 |
神王の試練

砂漠の勇気 イメット |
古代の神王カインが自ら作ったセキレイネルの三大守護者のひとつ。 大地、砂、そして肉体を象徴するイメットは、獅子と人間の姿を組み合わせて作った魔法の石像である。 堅固な大地のごとく、永遠不滅の砂漠の砂のごとく誇りを持って生きよ、という意味を持っており、強靭な肉体の重要性や威容の象徴でもある。 三大守護者の中で最も強力な力を持っており、イメットの武器が振り回される度に大地が裂けて地震が起こるという。 |

太陽の眼 ムサマ |
古代の神王カインが自ら作ったセキレイネルの三大守護者のひとつ。 空、太陽、風、そして魂を象徴するムサマは、鷹と人間の姿を組み合わせて作った魔法の石像である。 果てしなく広がる空のように深く、清い精神を持てという意味が込められており、砂漠の太陽と風が持つ強力な自然の力の象徴でもある。 三大守護者の中で最も素早く、世の中のいかなるものもムサマの目からは逃れられないと伝えられている。 |

流れの使者 セクマハ |
古代の神王カインが自ら作ったセキレイネルの三大守護者のひとつ。 海、水、そして生命を象徴するセクマハは、ワニと人間の姿を組み合わせて作った魔法の石像である。 神竜ライアスを支えるため、水に生息するドラゴンに最も近い姿をしたワニを模して作られた守護者であり、世界を導く生命の流れ、そしてその役割を担った水を崇拝する意味を持つ。 三大守護者の中で最も強力な魔法を操り、ライアスの魔法を一部体得しているとも伝えられている。 |
ティザールの闇

貪食者 シャクメ |
巨大な闇、ティザールの力を手に入れたシャクメが自分の持つ闇の力で作り出した幻影。 シャクメの本来の力とはまだまだ比べ物にならないが、数多くの戦場を乗り越えて来た彼の経験と実力を含んでいたため、容易い相手とは言えなかった。 幻影は果てしなく魂を貪食し、その大きさを膨らませながら砂漠を闇で浸食していった。 |

異形の闇 シャクメ |
巨大な闇、ティザールの力を完全に覚醒させたシャクメ。単なる闇の誉属とは言えないほどに捻れてしまった異形の闇を操り、砂漠を脅かす。 当初、ティザールの計画では適切な時期に魂と心までも奪われるはずだった、ただの「器」でしかなかったシャクメは、とても言葉では言い表せないほどに肥大化していた心の傷や怒り、恨みが生んだ執念によって自分の魂にゆっくりと染み入っていたティザールの存在を逆に呑み込んでしまった。 人間でも、はたまた完全なティザールでもなくなってしまい、巨大な力を手に入れた捻じれた存在へと変わっていったのだ。 裏切られた気持ちと孤独で捻じれた彼の心はこれ以上、清廉な心を持った戦士にも、誰よりも神王に忠誠を尽くしていた兄弟の姿にも戻れなくなった。 |
エクリプス

デュラハン |
頭部を失った騎士の姿をした特異な悪霊の一種。 強力な魔剣を振り回し、自分に合う新しい頭を探し回っているという伝説が存在する。 |

地獄の炎童 |
魔界の地獄の炎から生まれた古代魔族の一種だったが、遠い過去に物質世界へやってきた後、古代神王の手によって封印されたと言われている。 突如現れた巨大な闇の影響によって封印が弱まり、自由を取り戻して物質界を滅ぼそうとしている邪悪な存在。 |

月の逆徒 スカヴィル |
闇の満月に惑わされて道を踏み外したウェアウルフ。 本来ウェアウルフは月の力を吸収して操る一族だが、スカヴィルはより強大な力を渇望したあまり、闇を吸収してしまった。 そして彼は戦士の誇りも失ったまま、赤き満月の光の下にしか姿を現さない無慈悲な獣として生まれ変わった。 |

鮮血の悪魔 カタポリプス |
大人しいが、凶暴なオーラをまとっている異形の悪魔。 長い間ひたすら戦い続け、戦うためだけに生きてきた悪魔。彼が望むものはただひとつ、敵の血を見ることである。 遠い過去、彼は人間の勇者に敗北して片手を失い封印されたが、強力な闇の力によって世界の均衡が崩れると再び前線に姿を現した。 |
魔導王国

死を握る手 カルゴリア |
セリニュー建設当時、巨大な沼地の毒気を吸収して生き延びてきた怪物。 ドラゴンに類似した容姿に複数の頭を持つ、神話に登場する怪物を連想させる姿で、殺さずに捕らえて実験体として使うためにありとあらゆる手を尽くして捕獲した。 プロジェクト破棄以降、都市の地下研究室に封印されていたが、天族と魔族の侵略によって解放され、手当たり次第に都市を破壊しているところでアスカロンに殺される。 その後、アスカロンの力によって汚染された状態で蘇り、アスカロンの持つ天族の力をもらい受け、アスカロンと似た呪いを扱うこととなる。 蛇のごとく相手を締め上げ束縛する技を使うこの怪物は、さらに厄介で恐ろしい生命体となって都市周辺を徘徊している。 |

歪んだ天明 ジークフリート |
セリニューの最後の王だった人物。アスカロンによって死を迎え、魂さえも女神に奪われることとなる。 未来を夢見た輝かしいその魂は女神の呪いに侵されて理性を奪われ、静かなる水面のような彼の性情に嵐が吹き荒れた。 女神に振り回される道具になりはてても、女神の眷属を王国の秘密に近づかせまいと誓った最後の意志は女神の呪いでも覆うことができず、聖所を守るためなら女神の眷属でも構わず斬り倒した。 最後まで彼が使っていたギャリクターは、彼が死を目の前にしてギャリクターの本質となる根源の力を抽出して祭壇に封印したため、女神に奪われずに済んだ。 志を失って歪んだ剣を振り回し、魂を踏みつぶされて操られようとも、彼は王国を、そして人間を守っていた。 |

聖所の監視者 アスカロン |
セリニュー侵略の際、女神ルアが生み出した生命体。 魔族と天族を混合させてドラゴンの器に収めたこの存在は、強力な再生能力と自らの力で汚染させた相手を天族に作り上げて操る力を持っている。 ルアがセリニューに降臨させたアスカロンと同格の高位天族はアスカロンを含め三体存在し、各個体の力が非常に強く、腕や脚がもがれても容易に再生させてしまう力と無限の活動力を持つ怪物で、セリニューの滅亡における最も大きな原因を提供した。 ジークフリートとヒルダがそれぞれ死闘を繰り広げて二体は倒したが、力尽きた二人は最後に残った高位天族のアスカロンを抑えることができなかった。 現在、セリニューを滅亡させてその場所に未だ残っているアスカロンは、ジークフリートが最後に入った聖所を監視しながら外部からの侵入者を阻止している。 なによりも、ルアが警戒している聖所の中の存在に意識を研ぎ澄ませて。 |

プレデターMK-X アークディム:デルタ |
従来は信号範囲内のガーディアンを統制して侵略を防ぐ命令を遂行する程度の最小機能のみが有効化されており、大きな脅威とはならなかったが、戦艦アーキストラの起動と封印されたギャリクターの解放により発生したエネルギーがアークディムの動力エネルギーコアに注入され、本格的な動作を開始した。 オリジナルボディの修復が不可能であることを把握したアークディムは、周囲のガーディアンを改造してオリジナルに近いボディを製作した。複製機を使用することにしたアークディムは、全機体が一つの機体と同じという意味で、同じネーミングとコードを付与し、セクターによる追加コードを組み合わせた。複製機アークディム:デルタのモデルコードはプレデターMK-X-D。 運動機能修復に重点を置いた複製機の初期個体であり、近接型ガーディアンの残骸が多いセクター:デルタの特性上、近接戦闘仕様がベースとなり、オリジナルの一部仕様を除外した量産型に完成された。 |

プレデターMK-X アークディム:ゼータ |
従来は信号範囲内のガーディアンを統制して侵略を防ぐ命令を遂行する程度の最小機能のみが有効化されており、大きな脅威とはならなかったが、戦艦アーキストラの起動と封印されたギャリクターの解放により発生したエネルギーがアークディムの動力エネルギーコアに注入され、本格的な動作を開始した。 オリジナルボディの修復が不可能であることを把握したアークディムは、周囲のガーディアンを改造してオリジナルに近いボディを製作した。複製機を使用することにしたアークディムは、全機体が一つの機体と同じという意味で、同じネーミングとコードを付与し、セクターによる追加コードを組み合わせた。複製機アークディム:ゼータのモデルコードはプレデターMK-X-Z。 運動機能修復に重点を置いた複製機の初期個体であり、遠距離型ガーディアンの残骸が多いセクター:ゼータの特性上、遠距離戦闘仕様がベースとなり、オリジナルの一部仕様を除外した量産型に完成された。 |

プレデターMK-XX アークディムクロス:デルタ |
王室技術者のイグニオが作り出した、セリニュー電算中枢システム管理Al「クレネア」により自己製作されたサブモジュールであり、「統合防御統制リスク適応型マトリックス」(Adaptive Risk Control and Defense lntegrated Matrix)、通称アークディム(ARCDIM)と呼ばれる。 オリジナル・アークディムのボディはセリニューの外郭上空を巡回しながら外部防御とガーディアンの管理機能を担当していたが、セリニューが滅亡する際に破壊され、地上に墜落した。システムAIクレネアの「王国を守護せよ」という最後の命令が破壊寸前まで残っていたため、ボディが破壊された今でも信号範囲内のガーディアンを統制して侵略を防ぐ任務を遂行していた。 アークディムは初期の複製機をベースに自己改造を繰り返し、オリジナルに近い複製機を完成させた。 この機体には、オリジナルと複製機が融合したという意味で、クロス(X)コードが付与されている。アークディムクロス:デルタのモデルコードは、プレデターMK-XX-D。 セクター:デルタの影響で近接戦闘仕様に固定されたものの、オリジナルに近いエネルギーコアの出力と武装を修復させたため、安定性を備えたエネルギーコア固有の出力カラーを維持できるようになった。 |

プレデターMK-XX アークディムクロス:ゼータ |
王室技術者のイグニオが作り出した、セリニュー電算中枢システム管理Al「クレネア」により自己製作されたサブモジュールであり、「統合防御統制リスク適応型マトリックス」(Adaptive Risk Control and Defense lntegrated Matrix)、通称アークディム(ARCDIM)と呼ばれる。 オリジナル・アークディムのボディはセリニューの外郭上空を巡回しながら外部防御とガーディアンの管理機能を担当していたが、セリニューが滅亡する際に破壊され、地上に墜落した。システムAIクレネアの「王国を守護せよ」という最後の命令が破壊寸前まで残っていたため、ボディが破壊された今でも信号範囲内のガーディアンを統制して侵略を防ぐ任務を遂行していた。 アークディムは初期の複製機をベースに自己改造を繰り返し、オリジナルに近い複製機を完成させた。 この機体には、オリジナルと複製機が融合したという意味で、クロス(X)コードが付与されている。アークディムクロス:ゼータのモデルコードは、プレデターMK-XX-Z。 セクター:ゼータの影響で遠距離戦闘仕様に固定されたものの、オリジナルに近いエネルギーコアの出力と武装を修復させたため、安定性を備えたエネルギーコア固有の出力カラーを維持できるようになった。 |
神罰レイド

炎の守護者 テメレル |
先祖の危機を感知し、本能的にアポカリプシオンのもとに舞い戻った古代の赤竜。 燃え上がる意志が彼の狂気を振り払い、先祖の力となる封印石を守護するに至らしめた。 |

氷の守護者 スカラシア |
先祖の危機を感知し、本能的にアポカリプシオンのもとに舞い戻った古代の氷竜。 冷徹なる洞察が彼の狂気を振り払い、先祖の力となる封印石を守護するに至らしめた。 |

毒の守護者 ジルキノス |
先祖の危機を感知し、本能的にアポカリプシオンのもとに舞い戻った古代の毒竜。 強靭なる忍耐が彼の狂気を振り払い、先祖の力となる封印石を守護するに至らしめた。 |

闇の守護者 アルマータ |
先祖の危機を感知し、本能的にアポカリプシオンのもとに舞い戻った古代の黒竜。 偉大なる矜持が彼の狂気を振り払い、先祖の力となる封印石を守護するに至らしめた。 |

狂気に染まった竜 テルシオ |
アポカリプシオンの最初の子孫。本来は最も聡明で慈悲深い心を持つ善良な竜だったが、残酷な人間たちの実験のせいで死の力を放出する死竜となってしまった。 今では完全に自我を失くしたまま、自分の母親に近づくすべての存在を抹殺するという本能だけが残っている。 |

破滅の厄災 アポカリプシオン |
古代竜であるアポカリプシオンは、最初から人間を敵視しているわけではなかった。むしろ刹那を生きる哀れな存在である人間を、慈悲の心で包み込む善の竜だった。しかし、竜の心に燃え続ける黒き炎を植え付けたのは、他でもない彼女が守ってきた人間たちだった。 星座の1人である古代王国の王は、自分たちを待ち構えている必滅の運命に抵抗するため、最も悪質な方法を考えついてしまった。それは、古代竜の力を奪い取ることだった。 自由に人間の王国を行き来していたアポカリプシオンの子孫は、秘密裏に王の命令によって拉致され、古代竜の力に関する研究に利用された。この非人道的な研究はこれまで人間を守護してくれた竜を実験体として使い捨てるものだった。多くのアポカリプシオンの子孫は拷問のような研究に耐えられずに死んでいった。このような非道が起こっているとは夢にも思わなかったアポカリプシオンは、いつものように空を飛びながら盗賊の集団に捕まった一人の女性を目撃した。 この哀れな女性を放っておけなかったアポカリプシオンは、地上に降り竜の業火で盗賊を審判して王国の学者を名乗る女性を救ってくれた。彼女は自分を助けてくれた竜に感謝の意を表し、王国で行われている秘密実験について打ち明けた。それは、善良なアポカリプシオンさえ憤怒させるに十分な悍ましい話だった。事実を確認するため彼女はすぐさま王国に飛んで行った。そして、王城の地下で行われていた残酷な実験を目撃することになる。 多くの子孫の悲鳴を聞いた彼女は絶望に陥った。そんな彼女に自分が助けた女性が静かに近づいてきた。 その女性は、自分の正体が女神レアの化身であることを明かしてこう言った。「女神に忠誠を誓い、その証拠として実験場にいる人間をすべて殺せば、女神が復讐のための力を授けるだろう」と。恐怖に震える人間と、悲鳴をあげる子孫が彼女の目に同時に映った。彼女は悲痛な心で目を閉じた。 しばらくして、血の涙を流しながら目を開いた彼女は、残酷な実験を繰り返した人間たちを虐殺し始めた。虐殺が続くにつれ、彼女の純白の鱗は黒く染まって黒曜石のように輝き、青い海のようだった瞳は真っ赤な溶鉱炉のように燃え、規格外の力がアポカリプシオンの体内で溢れ始めた。生き残った者などいない実験場で変化を遂げた彼女は、大きな咆哮と共に空に昇り、女神に与えられた啓示を忠実に従い始めた。一時期は最高の文明を誇っていた古代王国は、たったの数時間で灰と化した。廃墟になった古代王国の跡地で、人間に対する憎悪を燃やし、星座の復活を待ち続けてきた竜たちの母は、再び到来した復讐の時に大きな喜びを感じ、すべてを燃やし尽くす準備を整えた。 |