おしろい蝶々

加門七海先生・著『おしろい蝶々』(電子書籍版)の装画を描かせていただきました。『背徳の召喚歌』と同様、アドレナライズ様出版です。

江戸・明治・大正などの時代を舞台にした耽美和ホラー短編集です。一話完結で各話に繋がりはありません。すべてのお話に少年が出てきます。少年同士の交流、主従の愛……など、怪奇的で幻想的、繊細な物語が流麗な文体により綴られており、最初の一文から世界に引き込まれてしまうことでしょう。
余談ですが私は『琅玕物語』が一番お気に入りです。主従のお話です。ですが収録作品はどれも素敵なものばかりです。

『おしろい蝶々』
著者:加門七海
イラスト:華憐
出版社:アドレナライズ
配信日:2018年7月26日

江戸・明治・大正などの時代を舞台とした、美しくも恐ろしいファンタジック・ホラー短篇集
昔ながらの白粉刷毛に魅入られた私が見たものは、世にも美しく恐ろしい美少年だった。獣の刷毛に、水で溶いた白粉を滴るほどに含ませて、そいつであの手を嬲りたい。彼の手を求めて私は……。(「おしろい蝶々」より)
強い想い故に、異形に身を落とした少年を描いた表題作のほか、全6篇の哀しく儚い物語。
*おしろい蝶々
*夜の孔雀
*琅玕物語
*闇月夜
*花影
*亡春
(作品紹介より)

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